アナチャル　プラディッシュ(印度東北) バンブー・ハット

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商品の説明

曰く、「印度らしくないインド」な地方
アナチャル・プラディッシュ州
北海道ほどの面積にほぼ百部族が各々の言語で暮らしている州を囲むのは中国(チベット自治区)、ビルマ、インド(アッサム)、ブータン
印度らしくないインドと言われる所以である。
古にはタイ族の王国があったそう
先住民は我々と同じモンゴロイド。
中尾佐助照葉樹林文化論を支持したくなる
納豆文化圏とも重なり合うともなると
日本人の源流を辿る旅程に浪漫が膨らむというものだ
が、あいにく
中印紛争などという危うい要素も包含するインド最北の州
インド軍の実効支配下にあり
大国同士が領有権を争う不穏な空気には
危険なきな臭さが漂う一方大気汚染とは無縁
トリカブトの毒矢が汚染要素の
侵入を牽制か？
観光者どころか同国人でさえ入境許可が要るという
孤高のサンクチュアリ

南には、アッサム、ナガランド、ミゾラムが続き
首狩り、キリスト教ミショナリーによる改宗、自主独立抗争、世代ギャップ、、など新旧の狭間でチグハグな様相を呈する地域
この辺りの住民の風貌もアジア系
その西にはバングラデシュの領地が食い込み
インドの領地が極端に狭くなって繋がっている
パスポートの代わりに召集令状一枚で外地に送られた日本の若者が多く命を落としたインパールはこの辺り。

中国との国境を接する北からミャンマーとバングラデシュに挟まれた地域に住む部族には、頭を保護するためのヘッドギア着用は部族の明確なアイデンティティを与える古代の伝統だった。
アナチャルプラデッシユ州で見られる竹製のcoiled cane hatは造形美、意匠の簡潔さ，そして編み上げ技術の巧みさからも世界の他の工芸品の追従を許さない優れた手仕事の結晶。
決して軽いとは言えない密に編まれた竹の鍔あり帽子、
強いて言えば頑強である。
部族間の抗争では兜と盾の役割を果たしたのではあるまいか？
数あるヒマラヤ山岳部族の中でどの部族のアイデンティティを示す帽子であるのか？
当事者には誤った解釈は極めて遺憾な結果になりかねないところだが、考察結果は、「有力説」を採用した。

ミシュミ族，アディ族、ニシ族のいずれかのものと思われる。

モンパ族は隣国ブータンとの境に居住する一族だが、彼らのアイデンティティを示す帽子は明らかに異質であり、除外する。
因みに彼らの帽子はフェルト化したヤクの毛製。